耐環境型 パルス出力変換器 パルパル®
製品概要
パルパルはエヌエスディの位置検出センサであるアブソコーダの変換部です。アブソコーダ検出器と組み合わせることで、位置情報をパルス信号で出力します。
アブソコーダ検出器1回転あたりのパルス数は、複数のパルス数から選択できます。
形式選定
NPG-[1]10HA[2][3]
- [1]軸数
-
記号 使用軸 無記入 1軸 2 2軸
- [2]パルス出力回路
-
記号 出力回路 A トランジスタプッシュプル出力 B ラインドライバ出力
- [3]適用検出器
-
記号 検出器 V1R VRE-P061/074/101 VT VRE-10TP068/101
V1Rは1軸仕様のみになります。
システム構成
仕様
一般仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
電源電圧 | DC24V±10%(リップルを含む) |
消費電力 | 10W以下 |
絶縁抵抗 | 20MΩ以上(DC500Vメガ)[DC電源端子一括とアース間] |
耐電圧 | AC500V 60Hz 1分間[DC電源端子一括とアース間] |
耐振動 | 20m/s2 10〜500Hz・5分×10サイクル・3方向(JIS C0040に準拠) |
使用周囲温度 | 0〜+55℃(氷結しないこと) |
使用周囲湿度 | 20〜90%RH(結露しないこと) |
接地 | D種接地(第3種接地) |
構造 | 盤内蔵ブックシェルフ型、DINレール取付可能 |
外形寸法(mm) | 39(W)×155(H)×93(D) |
質量 | 約0.4kg |
性能仕様
項目 | 仕様 | ||
---|---|---|---|
形式 | NPG-10HAAV1R NPG-10HABV1R |
NPG-10HAAVT NPG-10HABVT |
NPG-210HAAVT NPG-210HABVT |
検出軸数 | 1 | 2 | |
パルス出力チャンネル数 | 2チャンネル | 各軸1チャンネル | |
パルス方式 | A/B/Z | A/B | |
対応パルス数 | 1~2048(2種類選択) | 10~10240(2種類選択) | 10~10240 |
分解能 | 最大2048パルス/1回転 | 最大10240パルス/1回転 | |
最高使用回転速度 | VRE-P061: 3600 r/min VRE-P074/P101: 4000r/min |
4000r/min | |
パルス出力最高応答周波数 | プッシュプル出力:200kHz, ラインドライバ出力:300kHz | ||
異常検出 | センサ未接続エラー,電源電圧低下エラー | ||
モニタLED | 装置正常,各種エラー検出状態,機能設定スイッチ状態,パルス出力状態,入力信号状態 | ||
パネル面操作 | エラー解除 | ||
入力信号 | エラー解除 | ||
出力信号 | 装置正常,パルス出力 |
アブソコーダ検出器の分割数・分解能・ケーブル長
VRE 1回転型
項目 | 仕様 | ||||
---|---|---|---|---|---|
形式 | NPG-10HAAV1R NPG-10HABV1R |
NPG-10HAAVT NPG-10HABVT |
NPG-210HAAVT NPG-210HABVT |
||
適用検出器 | VRE-P061, VRE-P074, VRE-P101 | VRE-10TP068, VRE-10TP101 | |||
総回転回数 | 1 | ||||
分割数 | 8192(213) | 81920 | |||
位置検出方式 | アブソリュート方式 | ||||
最大センサ
ケーブル長 |
標準(S) | 500m | 300m | ||
ロボット(RBT) | 250m | 250m | |||
JKPEV-S (1.25mm2×5P) |
300m | 300m |
入出力仕様
トランジスタプッシュプル出力
項目 | 仕様 | |||
---|---|---|---|---|
形式 | NPG-10HAAV1R, NPG-10HAAVT, NPG-210HAAVT | |||
入力 | 入力信号 | 1ERR CLR,2ERR CLR(エラー解除)*1 | ||
入力回路 | DC入力、フォトカプラ絶縁 | |||
定格入力電圧 | DC12V/24V(DC10V~30V) | |||
定格入力電流 | 10mA(DC24V時) | |||
ON電圧 | DC10V以上 | |||
OFF電圧 | DC4V以下 | |||
出力 | 出力信号 | 1POUT1, 1POUT2, 1Z *2 (チャンネル1用パルス出力) 2POUT1, 2POUT2, 2Z *2 (チャンネル2用パルス出力) |
1NOR,2NOR(装置正常)*3 | |
出力回路 | フォトカプラ絶縁 トランジスタプッシュプル |
フォトカプラ絶縁 トランジスタオープンコレクタ |
||
出力論理 | 負論理 | 負論理 | ||
定格負荷電圧(Vcc) | DC12V/24V(DC10V~30V) | DC12V/24V(DC10V~30V) | ||
最大負荷電流 | 50mA | 100mA | ||
Lレベル出力電圧 | DC2V以下 | ー | ||
Hレベル出力電圧 | VCC-3.5V以上 | ー | ||
ON時最大電圧降下 | ー | DC1.5V以下 |
*1:2軸仕様では、1ERR CLRは1軸用、2ERR CLRは2軸用のエラー解除になります。
*2:適用検出器がVTの場合、Z相は有りません。
*3:2軸仕様では、1NORは1軸用、2NORは2軸用の装置正常信号になります。
ラインドライバ出力
項目 | 仕様 | |||
---|---|---|---|---|
形式 | NPG-10HABV1R, NPG-10HABVT, NPG-210HABVT | |||
入力 | 入力信号 | 1ERR CLR,2ERR CLR(エラー解除)*4 | ||
入力回路 | DC入力、フォトカプラ絶縁 | |||
定格入力電圧 | DC12V/24V(DC10V~30V) | |||
定格入力電流 | 10mA(DC24V時) | |||
ON電圧 | DC10V以上 | |||
OFF電圧 | DC4V以下 | |||
出力 | 出力信号 | 1POUT1, 1POUT2, 1Z *5 (チャンネル1用パルス出力) 2POUT1, 2POUT2, 2Z *5 (チャンネル2用パルス出力) |
1NOR,2NOR(装置正常)*6 | |
出力回路 | フォトカプラ絶縁・ラインドライバ出力(T.I.社製AM26C31相当品) |
*4:2軸仕様では、1ERR CLRは1軸用、2ERR CLRは2軸用のエラー解除になります。
*5:適用検出器がVTの場合、Z相は有りません。
*6:2軸仕様では、1NORは1軸用、2NORは2軸用の装置正常信号になります。