沿革・歩み
創業から1950年代
1947年 (昭和22年) |
4月 | 小型変圧器及び電気機器製作を目的として、個人商店山洋電機を創立 |
---|---|---|
1955年 (昭和30年) |
7月 | 有限会社山洋電機商会設立 |
1958年 (昭和33年) |
11月 | 資本金を100万円に増資 |
1960年代
技術・製造部門の拡充
エヌエスディは草創期より、技術・製造部門の整備・強化を通して他社との差別化を図る、(右はその当時の風景)。この頃より絶え間なく培われてきた技術・生産技術、これらのものづくりへの匠の技・職人魂が現在のエヌエスディの基礎「現場実行主義」へと受け継がれています。
1961年 (昭和36年) |
11月 | 自動制御機器の販売を目的として、商社部門を設立 |
---|---|---|
1963年 (昭和38年) |
5月 | 資本金を1500万円に増資 |
7月 | 有限会社山洋電機商会を山洋電機工業株式会社に改組、本店を名古屋市中区上前津町10番地(現本社所在地、昭和44年住居表示変更)に設置 | |
1965年 (昭和40年) |
4月 | 設備拡充のため、碧海郡高岡町(同年9月豊田市編入、豊田市堤町)に高岡工場(現豊田第1工場)完成、自社開発の光電リレーの量産化、各種制御盤の受注生産体制を確立、エヌエスディのメーカへの第一歩となる取り組みがスタート |
1967年 (昭和42年) |
2月 | 鈑金加工の内製化を完了、電子・電気機器の筐体も自社内生産の体制が完成 |
1968年 (昭和43年) |
7月 | 設備拡充のため、豊田工場(高岡工場改め)に豊田第2工場完成 |
1970年代
定電圧トランス「サンボル®」発売
高性能化していく電子装置が起こす、供給電圧の変動による誤動作を防止し、本来の性能を十分に発揮させるために、出力電圧が安定化された電源を市場に供給する目的に開発した製品、製造工場をはじめオフィス、病院などあらゆる場所で活躍しました。
1970年 (昭和45年) |
4月 | 資本金4500万円に増資 |
---|---|---|
10月 | 本社新社屋(現エヌエスディ第1ビル)完成 |
|
1971年 (昭和46年) |
9月 | 新時代を担う、定電圧トランス「サンボル®」を開発 |
10月 | 工作機械用位置センサ「回転スイッチ」を開発 | |
1973年 (昭和48年) |
7月 | 時代の最先端を目指して、工業用マイクロコンピュータ「サムコス」を開発 |
8月 | 豊田第3工場完成 |
|
1974年 (昭和49年) |
7月 | 静岡県一円の営業拠点として、愛知県外に設置する初めての営業所として浜松営業所を開設 |
8月 | 資本金9000万円に増資 | |
1977年 (昭和52年) |
3月 | 中小企業庁より、優良中小企業として長官賞を受賞 |
1979年 (昭和54年) |
11月 | メーカとしてエヌエスディグループをさらに発展させるため、センサ、アクチュエータの開発専門会社、株式会社エスジーを東京都国分寺市に設立 |
1980年代
1980年代初期の変電・変圧器生産組立ライン
設立からおよそ25年が経過した頃の豊田工場風景です。技術の発展やお客様のニーズを見極めながら着々と人材・設備へ投資、営業・技術・生産のあらゆる面で事業基盤を強化して他社との差別化を目指して努力していました。
1981年 (昭和56年) |
4月 | エヌエスディグループに新時代を拓く、画期的な位置・速度センサ「アブソコーダ®」を発表 |
---|---|---|
アブソコーダを使用した絶対位置検出システム、アブソシステム「バリカム®」を発表 |
||
1983年 (昭和58年) |
3月 | アブソシステムシリーズの一つとして、多点位置決めシリンダシステム「CYLNUC®」を発表 |
4月 | エスジー本社新社屋(現エスジー第1ビル)完成 業務拡大に応じてエヌエスディグループの研究開発拠点として新設 あわせて東日本での営業活動の活発化に応じて、エスジー本社社屋内に東京営業所を開設 |
|
1984年 (昭和59年) |
6月 | アブソシステムシリーズの一つとして、脱リミットスイッチシステム「バリリミット®」を発表 |
7月 | より親しみやすい会社を目指して、エヌエスディ株式会社に社名変更、社名ロゴを商標登録 | |
9月 | 資本金9800万円に増資 | |
1985年 (昭和60年) |
4月 | 製鉄所等の悪環境下で力を発揮する、耐環境型「アブソコーダ®」を発表 |
1986年 (昭和61年) |
11月 | 豊田市篠原町の工業団地、グリーンテクノピア内に篠原工場完成 |
1987年 (昭和62年) |
6月 | 中国・四国地方の営業活動の拠点として、広島営業所を開設 |
1989年 (平成元年) |
7月 | オリジナルサーボモータシステム「アブソサーボ®」を発表 |
11月 | 増加する三河地区の営業活動に対応するため、豊田工場内に豊田営業所を併設 |
1990年代
1990年代、営業力の整備強化へ
昭和49年の浜松営業所開設を皮切りに、営業基盤の整備強化へ積極的に取り組み、1990年代は、近畿地方の中心地、大阪、九州地方の中心、福岡と2つの営業所を新設、東京から九州へ至る日本の工業地帯を網羅する営業網を確立させました。
1990年 (平成2年) |
3月 | 関西地区の営業力強化のため、大阪府高槻市に大阪営業所を開設 |
---|---|---|
1991年 (平成3年) |
3月 | サーボコントローラ「PEシリーズ」を発表 |
7月 | 独自技術を搭載した画像処理システム「みる像®」を発表 | |
10月 | 九州地区の営業拠点として、北部九州の中心、福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設、日本を貫く工業地帯、太平洋ベルトを網羅する営業網が完成 | |
1992年 (平成4年) |
11月 | エヌエスディグループの本拠地、名古屋での活動拡大にともない、エヌエスディ第2ビル(現エスジー第2ビル)が本社隣地に完成 |
1997年 (平成9年) |
1月 | 工場の製造ラインに特化した色彩計測センサ「ティクルスアイ®」を発表 |
2月 | 突破力のあるエヌエスディグループの営業力をさらに推進するために、開発型営業に特化したエイエヌエス株式会社を、エスジー第2ビルに設立 | |
4月 | インロッドセンサ内蔵「シルナック®マークII」を発表 | |
1999年 (平成11年) |
12月 | 画期的な通過物検知センサ、リングセンサ「TT-1」を発表 |
2000年代
2000年代、品質のさらなる向上と環境保護への取り組み
品質を匠の技にとどめず世界標準を採用、また社会の責任ある一員として環境標準を採用、当社工場では品質管理および環境保護に関する「ISO9001」「ISO14001」認証を取得、またEU域内における「RoHS指令」への対応も地球環境の保護の観点より積極的に取り組んでいます。
2000年 (平成12年) |
4月 | 豊田工場、篠原工場を対象事業所として ISO9001 認証を取得、品質保証活動を実施 |
---|---|---|
12月 | 耐環境型マグネットスイッチ「ABSO PX Mシリーズ」を発表 | |
2001年 (平成13年) |
5月 | 刻印文字読み取りセンサ「KMスキャナ」を発表 |
2002年 (平成14年) |
10月 | パワー・データ共に非接触伝送できる「アブソカプラ®」システムを発表 |
2005年 (平成17年) |
12月 | 耐環境性に優れた合否判定用計測装置「アブソゲージ®」を発表 |
2006 (平成18年) |
4月 | 耐環境型流体検出器を発表 |
5月 | 耐環境型近接センサ「ABSO PX ECセンサ」を発表 | |
2007年 (平成19年) |
8月 | バルブ内蔵型位置決め油圧シリンダ「ステッピングシルナック」を発表 |
9月 | 豊田工場、篠原工場を対象事業所として ISO14001 認証を取得、環境保護活動を実施 | |
11月 | 本質安全防爆型アブソコーダ「サブミクロンアブソコーダ」を発表 | |
複合型(非接触&接触)伝送装置「ハイブリッドカプラ」を発表 | ||
12月 | 強靭で高性能な張力・荷重センサ「VR TENSION®」を発表 | |
2009年 (平成21年) |
3月 | アブソリュートデータをパルス変換する速度制御用パルス出力変換器「パルパル®」を発表 |
11月 | 超高性能、耐環境型渦電流式変位計「イージーギャップ®」を発表 |
2010年代
2010年代、新しい技術導入にともなう開発,製造の強化へ
従来にない発想から生まれる製品開発や新世代設備の導入を積極的に行い、営業・技術・生産のあらゆる面で新たな事業基盤の強化に取り組みました。
2010年 (平成22年) |
2月 | 水門用複合型演算器「Gate Converter」を発表 |
---|---|---|
3月 | 塗布コントローラ「Gun Controller」を発表 | |
2012年 (平成24年) |
9月 | 糸張力制御装置「SMARTTENSION®」を発表 |
10月 | シリンダ内蔵型「インロッドスイッチ®」を発表 | |
2013年 (平成25年) |
4月 | 電磁誘導方式ロータリエンコーダ「ezABSO®」を発表 |
2015年 (平成27年) |
4月 | エイエヌエス株式会社をエヌエスディ販売株式会社へ社名変更 |
7月 | 新世代の製造設備導入のため、豊田工場の |
|
2018年 (平成30年) |
1月 | 株式会社エスジーの全事業をエヌエスディ株式会社へ事業譲渡 |
5月 | 事業譲渡にあわせて、次代への飛躍を目指してエヌエスディグループの東京拠点(エスジー第1ビル)の全館改装が完了 |
2020年代
卓越した総合力でさらなる飛躍をめざして
エヌエスディグループは、メーカー事業、ODM事業、商社事業を「三つの柱」に、「現場から始まり、再び現場に戻る」この製品づくりの原点「現場実行主義」を基盤に、積極的に新製品、新技術の開発に取り組んでまいります。
2020年 (令和2年) |
2月 | 精密機械加工能力の向上と高い組立精度を実現するため、篠原地区に環境制御された篠原第3工場を増設、最新技術設備を導入 |
---|