耐環境型 延長センサケーブル

耐環境型のアブソコーダ検出器と変換器を接続するケーブルです。
使用方法や環境からケーブルを選定します。

写真:センサ延長ケーブル

耐環境型センサタイプ

形式選定

形式例:4P-RBT-4344-□

①ケーブル種類
2相⽤
記号 種類
4P-S 標準ケーブル
4P-RBT ロボットケーブル
4P-URT 準耐熱ロボットケーブル
4P-HRT 耐熱ロボットケーブル
4P-RL リール巻き込みケーブル
3相⽤(VRE-16TS100, VLS-8SM)
記号 種類
3S-S 標準ケーブル
3S-RBT ロボットケーブル
3S-URT 準耐熱ロボットケーブル
3S-HRT 耐熱ロボットケーブル
3相⽤(MRE-1024S16TS100)
記号 種類
5S-SLA 標準ケーブル
5S-RBT ロボットケーブル
5S-HRT 耐熱ロボットケーブル
②端末処理(変換器側)
記号 種類
01 変換器接続⽤コネクタ(R04-PB9M8.0A)
27 中継⽤⼤型コネクタ
(NWPC-4012-Ad14)
43 標準中継コネクタ(NJW-2012-PM8)
51 標準中継コネクタ(NJW-2012-PM10)
90 圧着端⼦(R1.25-4)
91 圧着端⼦(R2-4)
③端末処理(検出器側)
記号 種類
26 中継⽤⼤型コネクタ(NWPC-4012-P14)
40 センサ直結⽤コネクタ(NJW-2012-PF8)
44 標準中継コネクタ(NJW-2012-AdF8)
52 標準中継コネクタ(NJW-2012-AdF10)
55 ⼤型コネクタ(NWPC-4012-P12)
90 圧着端⼦(R1.25-4)
91 圧着端⼦(R2-4)
④ケーブル⻑ [単位:m]
記号 ケーブル⻑
4P-S 2,3,5,8,10,15,20,25,30,35,40,45,50
4P-RBT
3S-S
3S-RBT
5S-SLA
5S-RBT
記号 ケーブル⻑
4P-URT 5,10,15,20,25,30,35,40,45,50
4P-HRT
4P-RL
3S-URT
3S-HRT
5S-HRT

上記以上の⻑さをお求めの場合は10m単位の製作となります。

仕様

標準センサ用ケーブル仕様

                    
項目 仕様
形式 4P-S 4P-RBT 4P-RL 4P-URT 4P-HRT
種類 標準ケーブル ロボット
ケーブル
リール巻き⽤
ケーブル
準耐熱ロボット
ケーブル
耐熱ロボット
ケーブル
外径 Φ8 Φ29 Φ8
使⽤周囲温度範囲 -5~+60℃ -30~+75℃ -5~+105℃ 0~+105℃
特性 延長距離を長くできる 耐屈曲性に優れ可動部にも使⽤できる 耐熱性、耐屈曲性に優れ可動部にも使⽤できる
絶縁体照射架橋発砲
ポリエチレン
ETFE樹脂 エチレンプロピレンゴム混合物 ETFE樹脂
シース 塩化ビニール混和物 クロロプレン
混合物
耐熱性塩化ビニール混和物 フロンレックス
線芯数 8芯 シールドなし(2P)
+ シールド付き(2P)
8芯 シールド付き(4P) 8芯 シールドなし(2P)
+ シールド付き(2P)
灰色 黒色
適用検出器 VRE-P061,VRE-P074,VRE-P101
VRE-10TP068,VRE-10TP101
MRE-□SP061,MRE-□SP074,MRE-□SP101
SCHH/SCAH,CSAH,SCJJ,SCM/SCJ
IRS-51.2P,IRS-32.8P

高分割センサ用ケーブル仕様

                    
項目 仕様
形式 3S-S 3S-RBT 5S-RBT 5S-SLA 3S-URT 3S-HRT 5S-HRT
種類 標準
ケーブル
ロボット
ケーブル
標準
ケーブル
準耐熱
ロボット
ケーブル
耐熱ロボット
ケーブル
外径 Φ8 Φ8.5 Φ20.5 Φ8 Φ9.5 Φ11.5
使⽤周囲温度範囲 -5~+60℃ -5~+105℃ 0~+105℃
特性 延長距離を長くできる 耐屈曲性に優れ可動部にも使⽤できる 延長距離を長くできる 耐屈曲性に優れ可動部にも使⽤できる 耐熱性、耐屈曲性に優れ可動部にも使⽤できる
絶縁体照射架橋発砲ポリエチレン ETFE樹脂 照射架橋発砲ポリエチレン ETFE樹脂
シース 塩化ビニール混和物 耐熱性塩化
ビニール
混和物
フロンレックス
線芯数 7芯 シールド付き(1T)
+ シールド付き(2P)
11芯 シールド付き(1T)
+ シールド付き(4P)
7芯 シールド付き(1T)
+ シールド付き(2P)
7芯 シールド付き(1T)
+ シールド付き(2P)
11芯 シールド付き(1T)
+ シールド付き(4P)
濃茶⾊ ⻘⾊ 濃茶⾊ ⻘⾊ 黒⾊
適用検出器 VRE-16TS100
VLS-8SM
MRE-1024S16TS100 VRE-16TS100
VLS-8SM
MRE-1024
S16TS100

組み合わせ

1回転型アブソコーダ検出器 VRE
多回転型アブソコーダ検出器 MRE
アブソコーダ検出器⼀体型シリンダ CYLNUC
シリンダ内蔵型アブソコーダ検出器 Inrodsensor

例①

延長センサケーブル 耐環境型 4P-S-0144,4P-RBT-0144,4P-URT-0144,4P-S-4344,4P-RBT-4344,4P-URT-4344,4P-HRT-4344,4P-S-9044,4P-RBT-9044,4P-URT-9044,4P-HRT-9044,4P-S-0190,4P-RBT-0190,4P-URT-0190

例②

延長センサケーブル 耐環境型 4P-S-0155,4P-RBT-0155,4P-URT-0155

例③

延長センサケーブル 耐環境型 4P-S-9090,4P-RBT-9090,4P-URT-9090,4P-HRT-9090,4P-S-0190,4P-RBT-0190,4P-URT-0190,4P-RL-9191

例④

延長センサケーブル 耐環境型 4P-S-9090,4P-RBT-9090,4P-URT-9090,4P-HRT-9090,4P-S-0190,4P-RBT-0190,4P-URT-0190

 

高分割 1回転型アブソコーダ検出器 VRE
⾼分割 直線型アブソコーダ検出器 VLS

例⑤

延長センサケーブル 耐環境型 3S-S-0144,3S-RBT-0144,3S-URT-0144,3S-S-4344,3S-RBT-4344,3S-URT-4344,3S-HRT-5152,3S-S-9044,3S-RBT-9044,3S-URT-9044,3S-HRT-9052,3S-S-0190,3S-RBT-0190,3S-URT-0190

例⑥

延長センサケーブル 耐環境型 3S-S-9090,3S-RBT-9090,3S-URT-9090,3S-S-0190,3S-RBT-0190,3S-URT-0190

 

⾼分割 多回転型アブソコーダ検出器 MRE

延長センサケーブル 耐環境型 5S-RBT-4355,5S-RBT-4344,5S-SLA-5756

 

外形図

延長センサケーブル
4P-S-0144 / 4P-RBT-0144 / 4P-URT-0144

延長センサケーブル 4P-S-0144/4P-RBT-0144/4P-URT-0144

 

延長センサケーブル
4P-S-4344 / 4P-RBT-4344 / 4P-URT-4344 / 4P-HRT-4344

延長センサケーブル 4P-S-4344/4P-RBT-4344/4P-URT-4344/4P-HRT-4344

 

延長センサケーブル
4P-RL-9191

延長センサケーブル 4P-RL-9191

 

延長センサケーブル
4P-S-0155 / 4P-RBT-0155 / 4P-URT-0155

延長センサケーブル 4P-S-0155/4P-RBT-0155/4P-URT-0155

 

延長センサケーブル
4P-S-0190 / 4P-RBT-0190 / 4P-URT-0190

延長センサケーブル 4P-S-0190/4P-RBT-0190/4P-URT-0190

 

延長センサケーブル
5S-RBT-4355

延長センサケーブル 5S-RBT-4355

 

延長センサケーブル
4P-S-9044 / 4P-RBT-9044 / 4P-URT-9044 / 4P-HRT-9044

延長センサケーブル 4P-S-9044/4P-RBT-9044/4P-URT-9044/4P-HRT-9044

 

延長センサケーブル
4P-S-9090 / 4P-RBT-9090 / 4P-URT-9090 / 4P-HRT-9090

延長センサケーブル 4P-S-9090/4P-RBT-9090/4P-URT-9090/4P-HRT-9090

 

標準ケーブル、JKPEV-Sケーブルとロボットケーブル、準耐熱ロボットケーブル、
耐熱ロボットケーブルを混⽤して延⻑する場合の制約について

変換器とセンサ間の接続ケーブルを延⻑する場合、固定部には標準ケーブル(S)またはJKPEV-Sケーブル、可動部にはロボットケーブル(RBT)、準耐熱ロボットケーブル(URT)または耐熱ロボットケーブル(HRT)を使⽤します。

このように混用して延長する場合、センサが正常に動作できるケーブル最大長は標準ケーブル単体の場合と比べて短くなるため、その長さの範囲内で使用してください。
この制限を超えて使用されますと正常に動作しない場合があります。

ここでは、ロボットケーブルの長さを決めた後、標準ケーブルでさらに延長できる最大長さを算出する方法を説明します。

(1) 仕様上、各ケーブル単体で延長できる最大センサケーブル長を、選定した変換器またはコントローラから
  参照します。
  (変換器とセンサの組合せによって異なります。)

 a. 標準ケーブル単体での最大センサケーブル長:L1(m)
 b. ロボットケーブル単体での最大センサケーブル長:L2(m)

(2) 使用するロボットケーブルの長さ Lr(m) を、図面・計測などから決めてください。
  このとき、前述(1)のL2 を超えない長さとしてください。

(3) 標準ケーブルで延長できる最大長 Ls(m)は、下記の計算式から求めることが出来ます。

 

計算式

Ls(m):標準またはJKPEV-Sケーブル

Lr(m):ロボット、準耐熱ロボットケーブルまたは耐熱ロボットケーブル

ケーブル長の計算式

ケーブル構成

ケーブル構成図